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2004年11月05日(金) 09時29分

紳助復帰白紙、和解困難で長期化も日刊スポーツ

東京・市ケ谷では、島田紳助の巨大看板の撤去作業が行われた    所属する吉本興業の女性マネジャー(40)を殴ってけがをさせたとして、大阪府警大淀署は4日、傷害容疑でタレント島田紳助(48)を書類送検した。これを受け吉本は同日、紳助の芸能活動自粛を発表した。紳助は4日まで10日間の謹慎処分を受けていた。吉本は自粛期間について「当分の間」としているが、長期化する可能性もありそうだ。テレビのレギュラー8本を抱える売れっ子だけに各局は対応に追われた。CM2社は差し替えて放送する。
 紳助の仕事復帰が白紙になった。謹慎は10月26日から4日の10日間だったが、紳助から「芸能活動を自粛したい」と申し出があり、吉本興業がこれを認め4日夕、自粛を発表した。この日午前、大淀署が傷害容疑で紳助を書類送検。紳助は大淀署の調べに暴行した事実を認めている。逮捕でなく書類送検とした理由について同署は「証拠隠滅や逃亡の恐れがないため」としている。
 昨年、暴行容疑で書類送検された、吉本の中川家・礼二(32)は「示談が成立し被害者の処罰感情が低い」と起訴猶予処分となった。しかし、今回はマネジャー側が「暴行の事実関係が違う。話し合いには応じない」と主張しており、和解は難しい状況。またマネジャーは「数回殴られた」としているが、紳助は「1回だけ」と供述しているという。今後は(1)起訴されて公判(2)略式起訴で罰金刑(3)不起訴、起訴猶予、などの展開が考えられる。裁判になれば、決着までにかなりの時間がかかることも予想される。
 テレビ各局も自粛発表を受けて対応に追われた。日本テレビは、人気番組「行列のできる法律相談所」を10月31日に続いて7日放送分も東野幸治を代役に立てて生放送することを決めた。TBS「世界バリバリ☆バリュー」は9日放送分を「ココリコ」司会で今日5日に収録するという。今月後半には各局の年末特番の収録なども相次ぐ。ある民放関係者は「大みそかの特番で紳助さんの起用を検討していたが、難しい状況になった」と話した。
 また、01年から紳助がイメージキャラクターを務める小型ボイラーメーカー三浦工業(松山市)は「『行列のできる法律相談所』のCMは7日放送分から紳助さんの出ていないCMに差し替えます」。また中央出版(名古屋市)は「(事件)発覚以降、紳助さん出演のCMは放送を中止し、別バージョンを流しています。名古屋市内や都内にある看板も撤去の方向で手配しています」と話した。
(日刊スポーツ) - 11月5日9時29分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041105-00000030-nks-ent