悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
インターネット上に人権侵害にあたる情報が流れたときに法務省が接続業者（プロバイダー）に削除を依頼できる新ルールが今月から始まったが、早速、掲載された少年事件の加害者の写真が削除されたことがわかった。２５日、新ルールに関する会議が法務省内であり、吉戒修一人権擁護局長が報告した。
新ルールは、接続業者の団体などによる「プロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会」が定めた業者側のガイドライン。今回、同省側の依頼で、００年５月にあった西鉄バスジャック事件の当時１７歳の加害少年の顔写真などをプロバイダーが削除した。あるホームページに掲載されているのを関係者が見つけ、佐賀地方法務局に削除を依頼していた。
同法務局長は新ルールに従って、２０日にページを管理する東京都内の大手プロバイダーに削除依頼書をファクスで送付。１時間後には電子メールで返答があり、削除されたという。
人権擁護局調査救済課は「指針ができて迅速な対応が可能になった。公文書で依頼することで実効性が高まったようだ」としている。(10/25 12:33)