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2004年10月23日(土) 14時49分

台風被災地、復旧へボランティア集結読売新聞

床上浸水の被害にあった家から、廃棄する家具などを運び出すボランティア高校生ら(兵庫県西淡町で)    台風23号で浸水被害を受けた兵庫県や京都府などの被災地では23日、被害から初めての週末を迎え、各地からボランティアが集まり、濁流が入り込んだ家屋の清掃など、生活支援を中心にした活動を始めた。

 阪神大震災の際にボランティアに助けられた人たちが「恩返しに」と、今度は被災地に駆けつけるなど、“支援の輪”が広がった。

 ◆「何か手伝いたい」大震災の街から高校生◆

 兵庫県立舞子高校(神戸市垂水区)の生徒18人はこの日早朝、マイクロバスで同校を出発、約3時間半かけ、円山川の堤防決壊で大きな被害を受けた兵庫県豊岡市に到着した。

 阪神大震災の教訓を生かそうと、同校では2002年度にできた環境防災科で、生徒がボランティア活動を学んでいる。生徒の多くは震災の被災者で、豊岡の惨状を知って「何か手伝いたい」と自主的に手を挙げた。

 今年7月の福井豪雨でもボランティア活動した2年中野元太君(17)は「まさか豊岡がこんなことになるとは。福井豪雨で自分たちでも少しは役に立つことを実感した。その体験を生かすため、ぜひ行かなければと思った」と話した。

 2年兼田奈津子さん(16)も「阪神大震災の時は助けられているだけだったので、今回は自分が助ける番」と張り切り、1年松尾智也君(16)は「災害現場に来るのは初めてで不安はある。1人では力にはなれないかもしれないが、大勢の力で被災者の方々の力になりたい」と話した。

 ◆豪雨禍の福井から「恩返しのつもりで」◆

 「7月の福井豪雨では大勢のボランティアが京都から来てくれた。恩返しのつもりで精いっぱい協力したい」。昨年6月に設立された福井県の非営利組織(NPO)「ふくい災害ボランティアネット」のメンバー7人は京都府舞鶴、宮津両市のボランティアセンター設置支援のため現地入り。

 宮津市には、スコップやバケツ、消毒液などをいっぱいに積み込んだ4トントラックで、松森和人理事長(44)ら3人が到着。松森理事長らは、ボランティアらに「使えなくなったものでも、思い出が詰まった品物の可能性もある。ごみ分別には時間と気を使って」などとアドバイスしていた。

 ◆マイクロバスで土砂災害の街へ◆

 土砂崩れで5人が犠牲になった岡山県玉野市宇野。市社会福祉協議会の呼びかけに応じた市内の老人クラブのメンバーや高校生、専門学校生、会社員ら約70人がマイクロバスに分乗して現地入りした。左胸に「玉野市災害救援ボランティア」と書いたステッカーを張り、住宅に押し寄せた土砂やがれきの撤去作業に取り組んだ。

 兵庫県西宮市の無職城井隆志さん(26)は、自宅から約5時間かけてマイカーで駆け付けた。「阪神大震災で自宅が半壊し、ボランティアに助けられた。被災者のつらい思いはよく分かる。じっとしていられなかった」と話した。
(読売新聞) - 10月23日14時49分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041023-00000005-yom-soci