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2004年10月22日(金) 16時32分

カイロやけどの恐れ 靴、靴下用で注意喚起−−都消費生活総合センター /東京毎日新聞

 都消費生活総合センターは21日、使い捨てカイロのうち、靴の中に置いたり靴下に張り付けて使うタイプの製品は、使用方法を守らないと低温やけどの恐れがあるとの調査結果を発表した。靴の中以外で使わないよう注意を呼びかけ、業界団体には「使用上の注意」を分かりやすく大きな文字で表示するよう要望する。
 靴用・靴下用カイロは、酸素の少ない靴の中で発熱するよう設計されているため、空気に触れる環境で使用すると酸化が進みすぎて高温になる。他県では、低温やけどのため指先を切除して皮膚移植するなど入院例も報告されている。
 同センターがテストした結果、脱いだ後の靴にカイロを入れたままにしていた場合、カイロの温度が86度に達するケースがあった。一方、靴を脱いだ後、靴下にカイロを張り付けたままにすると、皮膚の温度が46度まで上昇した。このケースでは、被験者となった職員が、やけど回避のためテストを中止したという。また、外袋の封を切ると急速に温度が上昇するため、開封後は放置せず、すぐに使う必要があることも分かった。
 同センターは「皮膚の温度が長時間にわたって42度以上になると、低温やけどを発症する恐れがある。靴用・靴下用は、腰に張るカイロとは異なる特性を持つことを理解して使用法を守ってほしい」と呼びかけている。【奥村隆】

10月22日朝刊 
(毎日新聞) - 10月22日16時32分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000060-mailo-l13