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2004年10月20日(水) 00時00分

県内の死亡ひき逃げ事件 1カ月で6件、うち5件は容疑者逮捕 中日新聞

 県内で死亡ひき逃げ事件が、この一カ月間に六件立て続けに発生した。うち五件は遺留品などからすぐに容疑者逮捕に至ったが、即座に助ければ救えたかもしれない命もあるだけに、関係者にとっては悔しさと怒りが募る。県警は「これから年末にかけては、飲酒運転の増加と相まって例年、ひき逃げの発生数が増加する時期。ひき逃げは極めて悪質な行為。逃げても必ず捕まることを徹底して訴えたい」と気を引き締めている。      (加藤 美喜)

 県警交通指導課によると、今月十四日、名古屋市東区白壁の国道41号交差点で、矢印信号に従って右折したタクシーに直進の乗用車が衝突。タクシーの後部座席にいた乗客の女性(42)が死亡した。乗用車の男は、事故後に車を放置して逃走。しかし、まもなく北区の建設作業員(27)と分かり、業務上過失致死などの疑いで逮捕された。

 作業員は「酒を飲んでおり、車の車検切れがばれるのが怖かった」などと話したという。車は二回転売され、名義は別人だったが、捜査員の聞き込みで、その日のうちに作業員を割り出した。

 先月二十七日には、蒲郡市内の男性(85)が車にはねられ死亡した。自宅前の道路を歩いていた時の悲劇だった。捜査員は、現場に残った白い塗膜片から逃げた車の車種を限定。目撃情報が複数寄せられたこともあり、県警と市民の連携プレーで同市内の人材派遣業の男(64)を逮捕した。

 また、同日に名古屋市千種区で男性(56)がひき逃げされ死亡した事件は、逃走した車の真新しいエンブレムが現場に残留。捜査員は同じ車種の車をしらみつぶしに当たり容疑者に行き着いたが、この容疑者の車は新車ではなく、エンブレムもきちんと装着されていたため捜査員は混乱した。しかし、実は容疑者は新しいエンブレムを購入してつけたばかりで、事故後に古いエンブレムを再び取り出して装着していたことを捜査員が見破り、“御用”となった。

 ほかにも、先月二十二日に小牧市で起きたひき逃げ事件では、現場に残された米粒大の塗膜片が手がかりになった。ベテラン捜査員の中には、車の部品や塗料の特徴がすべて頭にインプットされ塗膜片を見ればどのメーカーの車か分かるという人もいるほど。「誰も見ていないから逃げられると思ったら大間違い。逃げても必ず捕まる」と捜査員は語気を強める。

■年平均では23件

 過去5年の統計を見ると、県内の死亡ひき逃げ事件は年平均で23件発生。今年は、19日現在で17件起きている。交通指導課は「検挙率は9割を超える。事故を起こしても、救護義務違反や事故の不申告は罪が重い。発生数は11月、12月が例年もっとも多いので、年末に向けて警戒を強めたい」としている。


http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20041020/lcl_____ach_____001.shtml