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2004年10月16日(土) 02時49分

郵政公社、コンビニに「モテモテ」 普通局は“陣取り合戦”産経新聞

 日本郵政公社とコンビニエンスストア「am/pm」を展開するエーエム・ピーエム・ジャパンは十五日、郵便局内へのコンビニ出店で合意したと発表した。第一号店を二十八日に本郷郵便局(東京都文京区)内に開店する。郵便局内コンビニ出店は、ローソンに次いで二社目で、店舗としては四カ所目。郵政公社の新規事業の取り組みは、宅配便で競合するヤマト運輸が訴訟を起こすなど「民業圧迫」も指摘されるが、成長鈍化のコンビニ業界には、集客力がある郵便局との連携はビジネスチャンスと映るようで、接近をはかるコンビニが増えている。(冨岡耕)
     ◇
 ■am/pmも局内出店合意
 am/pm本郷郵便局店は、年中無休の二十四時間営業。店舗面積は同社の平均百四十−百五十平方メートルを上回る約百九十平方メートルとゆったりした広さだ。家庭教師の募集など、地域情報を掲示する「情報ボード」を新設するなど、地域密着型の郵便局内コンビニとしての特徴も打ち出す。
 郵便局内のコンビニで先行したのはローソンだ。昨年八月に普通局の代々木郵便局と、特定局の青葉台郵便局で二店舗を開店したのに続き、今年七月には北海道支社ビル内にもポスタルローソンを開店。さらに出店を狙い、宅配便取り扱いをヤマトから郵政公社に変更するなど関係を深める。
 am/pmも、今年六月に「ゆうパック」の取り扱いと「郵便ポスト」の設置を一部店舗で開始。「ゆうパックは来年の早い時期に全店舗で扱う」(吉本清志・am/pmジャパン取締役)と明言するなど、公社との関係強化に前向きで、ローソン、デイリーヤマザキと並び、公社と良好関係にある。
 コンビニが公社に接近するのは、四百六十人の職員を抱え、二十四時間稼働する代々木局のような普通郵便局への出店は、一般利用客に加え、大型局では職員需要も期待でき、好条件の出店案件となるためとみられている。本郷局も同様で、am/pmは全体の利用客見込みを一日千人とはじくが二百二十人の職員需要への期待は大きい。
 千二百六十二局ある普通局はまだ、ほとんど手付かずの状態。ゆうパックやポスト設置で郵政公社と関係を深める一方で、集客力が見込める普通局に出店するというスタイルで、郵便局を舞台にしたコンビニ陣取り戦争が激しくなりそうだ。
(産経新聞) - 10月16日2時49分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000014-san-bus_all