2004年10月13日(水) 00時00分

ＢＳＥ問題　県、全頭検査継続へ（朝日新聞・）

国が牛海綿状脳症（ＢＳＥ）の全頭検査から月齢２０カ月以下の牛を除外する方向で検査態勢を見直している問題で、安藤知事は１２日記者会見し、県として独自に全頭検査を継続する方針を明らかにした。
安藤知事は「宮崎牛に対する消費者の信頼を守るため、消費者の安心が確保されるまでは当面、県独自でも検査を継続すべきだと判断した」と述べた。国には引き続き全頭検査を続けるよう求めていく。
　県によると、県内では０３年度に約６万頭の全頭検査を行い、うち月齢２０カ月以下は２・９％の約１７００頭だった。独自実施した場合、７００万円ほどの支出増になるとみている。
　県は、県議会が９月定例会で「独自実施」を求める決議をしたことや消費者、生産者団体からも同様の意見が寄せられていたことを重視したという。国は都道府県が独自に全頭検査をした場合、一定期間助成を検討していることを明らかにしている。
県衛生管理課によると、１１日現在で佐賀や岐阜など６県が独自の全頭検査実施を表明しているという。
（10/13）

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news02.asp?kiji=3768