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2004年10月13日(水) 12時05分

埼玉集団自殺、文京区の34歳女性がネットで仲間募る読売新聞

 埼玉県皆野町で男女7人が集団自殺しているのが見つかった事件で、このうちの1人とみられる東京都文京区の女性(34)が9月22日に自殺系サイトで一緒に自殺する人を募集していたことが13日、分かった。

 秩父署の調べによると、女性は今月4日夜から5日にかけ、東京都奥多摩町で3人の女性とテント内で練炭自殺を図ったが、未遂に終わった。その際の4日夜、友人に「インターネットで募集したら人が大勢集まったので、河原の近くで自殺する」と電話をしていたという。

 女性は2日後の6日にも、同じサイトに「男女問わずグループで実行したい。失敗した経験ある故、方法も手順も分かると思います」などと書き込んで再び自殺志願者を募集していた。皆野町の事件では、7人がそれぞれ車のドアノブと腕などをひもで結んでいた。同署は、全員が確実に自殺できるように図ったとみて調べている。

 一方、同署の調べで、青森県中津軽郡の男子大学生(20)、大阪府東大阪市の無職男性(20)、佐賀市の無職女性(20)の3人の身元が新たに判明した。

 青森県の男子大学生は9日午前、母親(45)が大学近くのコンビニまで送った。母親によると、自宅の部屋でインターネットに熱中し、パソコン関係のアルバイトをしていたという。父親(47)は「親からみて悩んでいる様子はなかったのに。どうしてこんなことになったのか」と落胆しているという。

 また、佐賀市の無職女性の母親(53)によると、女性は9日午前7時ごろ、「メル友に会いに行く」と言って外出した後、連絡が取れなくなった。女性は長時間にわたってパソコンに向かい、自殺系サイトをみていたこともあったという。

 東大阪市の無職男性は9日朝、「ちょっと行ってくる」と言って外出した。母親(51)が「どこに行くの」と尋ねると、いつもは返事が返ってくるのに、この日は無言のまま出ていったという。父親(52)によると、男性は大学受験に2度失敗して悩んでいたという。
(読売新聞) - 10月13日12時5分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041013-00000104-yom-soci