おれおれ詐欺防止呼び掛け名張署がＡＴＭに注意喚起ステッカー銀行の現金自動預払機に張られた「おれおれ詐欺」や「架空請求」への注意を呼び掛けるステッカー＝名張市内で（東京新聞）

2004年10月10日(日) 00時00分

　名張市内で「おれおれ詐欺」や「架空請求」の被害が相次いでいるのを受け、名張署は、市内や青山町内の金融機関、商業施設内の現金自動預払機（ＡＴＭ）百十五台に、これらの被害に遭わないよう呼び掛けるステッカーを張った。

　おれおれ詐欺や架空請求の被害者は、偽の電話やはがきにだまされ、ＡＴＭを使って現金を振り込んでしまう場合が多いことから、振り込む直前にだまされていることに気付いてもらおうとステッカーを作った。

　ステッカーは縦五センチ、横二十センチ。おれおれ詐欺や架空請求被害に対し、名張弁で「気ィつけな　あかんわて」と注意を喚起する呼び掛けを表示。県警のマスコットキャラクター「ミーポくん」のイラストもあしらっている。

　市内では今年、七日現在で、家族や警察官などを装って電話をかけ、交通事故の示談金などを要求するおれおれ詐欺の被害が七件、計約二千四百二十万円、インターネットなどの未納利用料を請求するはがきを送り付け、支払いを求める架空請求の被害が三件、計約二百六十万円に上る。

　（伊東　浩一）

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