2004年10月08日(金) 00時00分

手術ミス　家族に謝罪 横浜市と脳血管センター （東京新聞）

　横浜市立脳血管医療センターで昨年七月、経験のない内視鏡による脳内血腫除去手術で女性が重体となった医療ミス問題で、山本正博センター長と脳神経外科の医師、市衛生局幹部が七日、女性患者家族と面談し、医療ミスを認め謝罪した。

　出席者は、センター長のほか畑隆志副センター長、脳神経外科の四人の医師（藤井聡部長、患者の主治医、手術執刀医、手術助手）と市衛生局の田中康嗣担当部長ら。

　▽手術ミスで女性が現在も重い障害を抱える結果になったこと▽初めての手術法を訓練せずに強行し、その事実を今年五月まで伝えていなかったこと▽初の手術法実施を倫理委員会にはかっていなかったこと−などについて謝罪した。

　これに対し、家族側は手術に至る経緯や手術後の対応についての疑問点を追及。「誠実に答えていない」などと何度も声を荒らげて憤りをみせた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20041008/lcl_____kgw_____004.shtml