悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年10月07日(木) 21時28分

【中国】上海:市民6割が健康食品の広告に不信感抱くサーチナ・中国情報局

 上海市消費者権益保護委員会によると、上海市では保健(健康)食品の広告を「信用していない」もしくは「半信半疑だ」と考えている市民が57.3%に上っている。7日付で新華網が伝えた。

 上海市の黄浦区、閘北区、静安区、閔行区、嘉定区などの消費者500人を対象とする調査結果。回答者中で、女性が53.3%、男性が46.7%を占めている。

 健康食品の広告に対する信頼度を5ポイント制で評価した。その結果、平均信頼度が2.63ポイントと、合格ラインにはほど遠い結果となった。さらに、広告に表示されている内容に対する信頼度を聞いたところ、「非常に信用している」と回答した人はわずか4.6%。「少しは」が38.1%、「半信半疑」「信じていない」が6割近くに達した。

 昨年、上海市では食品に関して3693件の違法広告が摘発されているが、そのうち健康食品に関するものは2068件と56%を占めた。特に目立ったのが、誇張や虚偽の表示で926件。その他、認可番号など安全情報の記載漏れもあった。

 中国の法律では、健康食品と医薬品が厳密に区別されているが、健康食品も血糖値やコレステロールの低下効果があるなどと、消費者に虚偽の情報を与えている企業も後を絶たないという。

 しかし、広告がこれほどまでに信用されていないことを明らかにした今回の調査結果には、業界関係者もショックを受けているようだ。(編集担当:田村まどか)

(サーチナ・中国情報局) - 10月7日21時28分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041007-00000023-scn-int