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出品されたのは野口英世の肖像に偽造防止の印刷が施された新千円札。上部に小さく「みほん」と記載されているが、製造番号や日銀総裁印が欠けている。独立行政法人国立印刷局によると「新札を印刷する前に刷るテスト券に似ている」（広報室）という。
千円札は、４７歳という自称・中国人男性が４日夜に出品。男性は「このお札は、中国の沿岸地方の外国粗大ゴミ回収業者から買い入れたのです」と商品を紹介していた。
当初は数十万円だった値がネット上などで話題となり、７日午前に急騰。午前１１時４１分に９９億６万１０００円のビックリ価格がついたのを最後に、主催者側により削除された。ヤフー側は「アクセスが集中し、他の利用者のシステムに影響が出始めたため削除した」（広報）と話している。
国立印刷局は「テスト券は数量管理していて、裁断、焼却し、灰になるまで確認している」と目を丸くしている。
ZAKZAK 2004/10/07