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2004年10月07日(木) 00時00分

模擬裁判体験 「責任」を実感朝日新聞・

  法の日週間で中3ら
  甲府地方・家庭裁判所が、中高生に司法への親しみを持ってもらおうと、「模擬裁判」を開いている。実際の法廷で、生徒たちは法服を着たり、バッジをつけたりして、裁判官役や検察官役などを演じ、架空の事件の裁判を体験する。法の日週間(1〜7日)にちなんだ初めての試みだ。

  5日は、塩山市立松里中の3年生12人が参加した。裁判は若い男が電器店でゲームソフトを盗んだという設定。被告役の生徒は「電器店には行っていない」と起訴事実を否認し、弁護側は無罪を主張した。証人役も出廷し、被告の行動などを証言するなどやりとりは本番さながらだった。裁判長は「被告人を懲役1年に処する」と判決を下した。

  裁判長役を務めた蘆田真君(14)は「裁判官は被告の人生を背負う判断をする。責任の重い仕事だと思った」。実刑判決を受けた被告役の田辺雄三君(14)は「まるで悪いことをしたような気がする」と話した。加賀美要次教諭は「これをきっかけに法律への興味をさらに深めてほしい」と期待を込めた。

  模擬裁判は18日と25日にも開かれる予定で、山梨学院大付高などの生徒が体験する。参加校の募集は締め切っているが、傍聴は自由。問い合わせは地裁総務課庶務係(電話055・235・1131)へ。

(10/7)

http://mytown.asahi.com/yamanashi/news02.asp?kiji=7844