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2004年10月05日(火) 15時33分

西梅田“変身”おしゃれ最先端 ヒルトンウエストがオープン産経新聞

 ルイ・ヴィトン、サルヴァトーレフェラガモ…といった世界の高級ブティックをはじめ、物販・飲食など三十九店が入る商業施設、ヒルトンプラザウエストが五日、グランドオープンした。十一月には隣に阪神電鉄の商業ビル、ハービスエントも開業。ビジネス街の性格が濃かった大阪・西梅田地区が、東のヒルトンホテルからハービスまで、高級ブランドショップと文化施設が続く「洗練された大人の街」へと大きく様変わりしようとしている。
 ≪旗艦店ズラリ≫
 「大人が集うこだわりの館」として開業するヒルトンウエスト(営業面積約七千八百二十五平方メートル)は、第二吉本ビル(地上二十階・地下二階)のうち、地下二階から六階までの部分だ。あいにくの雨空の下、五日午前十一時、関係者らによるテープカットでオープン。女性客を中心に待ちかねた買い物客がビル内へ。
 ウエストの話題を最初にさらったのは、修理サービスも併設した「ルイ・ヴィトン」旗艦店だ。他に先駆けてオープンした二日は、開店前に約百七十人が並び、一日だけで約三千人が訪れた。
 ヴィトンに並んで注目を集めるのが、関西最大級の「サルヴァトーレフェラガモ」だ。一・二階を使うメゾネット型店舗として出店した。
 三階には雑貨「トスカーナ」が日本で唯一、本店の姉妹店としてフルラインの品ぞろえを行うなど、世界有数の高級ブランド店を中心に、物販・飲食など三十九店(物販十九、飲食十三、サービス七)が入居している。
 四階は女性のための美容と健康のフロアで、カフェも点在。特に大人の女性が楽しめる空間に仕上がった。
 ウエストの初年度の売り上げは百七十億円、来場者数は七百万人を目標に計画している。
 ≪イーストも再生≫
 ウエストを運営する吉本グループ(大阪)は昭和六十一年に開業した現在のヒルトンプラザを「ヒルトンプラザイースト」(営業面積約一万一千平方メートル)に改称。一階の「エルメス」を西日本最大店舗に増床、「シャネル」も新たに出店し、十一月中旬をめどに改装オープンする予定だ。
 「ヒルトンホテルを核にイースト、ウエストでブランド集積させることで一体感ある相乗効果を狙う」(河田剛・第二吉本ビルディング専務)というグループ戦略の一環でもあり、イーストの数ブランドはウエストへ移転。新生ヒルトンプラザとしてロゴマークも今回を機に一新し、「国際ラグジュアリープラザとして飛躍したい」(吉本五郎右衛門・吉本グループ代表)とする。三日のヒルトンウエスト内覧会を訪れた塩川正十郎前財務相は「高級ブランドばかりかと思ったが、思ったより手が届く値段で商品がそろっている。大阪の街もえらい元気が出てきた」と、ヒルトンウエスト開業をきっかけに続々と続くキタの開発計画に、大阪活性化の“起爆剤”として期待を寄せている。
 ≪エントは11月に≫
 ヒルトンウエストと空中通路でつながる阪神電鉄の複合商業ビル「ハービスエント」は十一月九日に開業する。
 時計・宝飾品の高級ブランド「ブルガリ」が国内では最大の直営店(約八百平方メートル)をオープンするほか、ティファニー大阪梅田店(約七百平方メートル)やグッチなど多くの一流ブランドが、関西最大級の店舗を出店。地下二階から地上七階まで、延べ店舗面積約二万七千平方メートルに八十三のテナントが軒を並べ、ブランドショップの集積地では国内有数となる。
 劇団四季の常設劇場「大阪四季劇場」や、ジャズクラブ「大阪ブルーノート」などのエンターテインメント施設も併設。阪神電鉄の西川恭爾社長は「大人が楽しめる新しい街。西梅田だけでなく大阪・キタ全体の活性化につながる」と語る。
 ≪サンケイビルも≫
 このほか、現在の大阪サンケイビルを隣接する島津ビルとともに高層タワーに建て替える「西梅田プロジェクト(西梅田再開発計画)」も進行中で、平成二十年には、高さ百七十メートルのランドマークが完成する。このほか、大阪中央郵便局などの再開発計画も控えており、西梅田は大きく様変わりしそうだ。
(産経新聞) - 10月5日15時33分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041005-00000024-san-bus_all