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2004年10月04日(月) 00時00分

ネット犯罪、深刻化 モラル講座に関心薄く「情報モラル講座」を受講したのは3人だけ。四十数人入る学習室は閑散としていた=宮崎市生目台の地区交流センターで朝日新聞・


  子供たちがインターネット絡みの犯罪やトラブルに巻き込まれる問題が深刻化する一方で、宮崎市のNPOが「ネットの安全な使い方やマナー」を教える講座には、ほとんど人が訪れていない。県内でも小学6年生の4割近くが家庭でネットを使うまでに利用が広がっているが、多くの保護者には「うちの子は大丈夫」という意識が強いようだ。
(斎藤靖史)



  「情報モラルは、交通マナーと同じ。一つ間違えれば命にもかかわる問題です」

  9月26日、宮崎市生目台の地区交流センターであった「出前情報モラル講座」。主催するNPO法人「情報ボランティア事業団」の大谷憲史事務局長が熱弁を振るうが、40人以上入る学習室を訪れたのは3人だけだ。

  講座は、同NPOが今年7月から週末を中心に同市内で開いている。最新のネット犯罪の手口などを紹介しながら、ネット利用のトラブルを未然に回避する方法やマナーなどを指導している。

  市内の各公民館にポスターをはったり、新聞やテレビに出たりと、PRに努めた。6月には、長崎・佐世保で女児が同級生に殺害され、ネット利用のトラブルが問題になった。しかし、「関心が高まるのではないか、という考えは甘かった」(大谷事務局長)。定員を40人に設定したが、前期10回の講座を合わせても20人だけ。平均2人だ。

  携帯電話の悪質サイトをテーマにした26日の講座。女性を装ったメールで住所や名前などを聞き出す手口や、無料サイトのボタンを押したら利用料を請求されたケースなど、様々なトラブルが紹介された。主に男性を狙った手口だが、参加者のうち2人は、中学3年の息子をもつ母親だった。

  母親の1人は、息子が携帯電話の出会い系サイトを開いたことがきっかけで、男から「名前と住所を言って謝れ」と何度も電話で脅されたという。「怖い目にあったし、子供が心配なので」と受講理由を話した。

  「知らないことばかりで勉強になった」と感心するもう1人の母親は、「インターネットの知識がないから、犯罪に簡単に巻き込まれることもわからないのかも」と参加者の少なさを分析した。

  大谷事務局長は「家庭でのパソコン管理者は親。インターネットのどこに問題があり危険なのか、子供に説明することが必要」と説明する。

  出前情報モラル講座の後期講座が3日、始まった。9回開かれるが、聴講は自由。日程・会場など問い合わせは同事業団(080・5603・9244)へ。
(10/4)

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news01.asp?kiji=3749