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2004年10月03日(日) 00時00分

オレオレ詐欺巧妙化/秋田銀調査朝日新聞・

 若者に被害拡大

 単純型からドラマ型に、被害者は高齢者から若者層へ−−。息子や孫を装って電話をかけ、現金を振り込ませる「オレオレ詐欺」の手口が複雑化し、被害者の年齢層も広がっていることが、秋田銀行(本店・秋田市)のまとめで分かった。

 複数犯・筋書き複雑「ドラマ型」

 同行によると、今年1〜8月にオレオレ詐欺や架空請求などの相談が90件に上った。49件は窓口などで行員が気づいて防いだが、41件は振り込み後などの相談だった。昨年末ごろから、相談件数が増加してきたという。

 手口が複雑なドラマ型の例は、▽警察官や弁護士、上司、恩師など複数の人物が電話口に出る▽「妊娠中の女性が乗る車と衝突し、ヤクザの夫が怒っている」といった込み入った筋書きで振り込みを要求する、など。

 窓口で振り込ませると行員に止められる可能性が大きくなるためか、現金自動出入機(ATM)で振り込むよう指示するケースが多い。ATMを使い慣れない高齢者から使い慣れた若者に被害が拡大しているという。

 同行は1〜8月にオレオレ詐欺の振込先など不正利用が疑われる口座を44件見つけた。41件は解約手続きをとり、3件を調査中。目的が不正利用の疑いがあるとして、講座開設を断ったケースも12件あったという。

 同行は店頭やATMに注意を呼びかけるポスターを張り、疑わしい場合は振り込み先に確認するよう客に頼んでいる。担当者は「自分は大丈夫と思わないで。振り込む前にまず、本人や家族に確認することが大切です」と話している。(10/3)

http://mytown.asahi.com/akita/news02.asp?kiji=6270