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2004年09月29日(水) 20時18分

<郵便小包>「ゆうパック」料金体系を重量制からサイズ制に毎日新聞

 日本郵政公社は29日、郵便小包「ゆうパック」の商品内容を10月1日から全面的に見直すと発表した。基本料金体系を重量制から、ヤマト運輸など民間企業が採用しているサイズ制に変更するほか、「持ち込み割引」などの新サービスを始める。利便性向上と割安な料金を武器に、6%まで低下している小包・宅配便市場でのシェア回復を目指しているが、ヤマト運輸との競争が一層激しくなりそうだ。
 ゆうパックの基本料金は現在、荷物の重量ごとに12段階、配達先の地域ごとに5段階の体系を設定している。これを、サイズごとに7段階、地域ごとに8段階の体系に改める。全体として従来と同水準の料金に設定したことから、大きくて軽い荷物は相対的に割高、小さくて重い荷物は割安になる。
 新しい割引制度として(1)郵便局やコンビニエンスストアなどに荷物を持ち込むと100円安い持ち込み割引(2)過去1年間に送ったのと同じあて先に送ると50円安い「同一あて先割引」(3)同じあて先に複数個送ると1個あたり50円安い「複数口割引」——を創設する。
 サイズ制の料金はヤマト運輸の宅急便など民間が採用している。宅急便との比較では、国内のどの地域にどのサイズの荷物を送ってもゆうパックの方が安く、差額は40〜2220円になるという。例えば60サイズ(長さ、幅、厚さの合計が60センチ以内)の荷物を持ち込み割引を使い同じ県内に送る場合、ゆうパックは500円で、宅急便の640円より140円安い。
 このほか、「ゴルフゆうパック」「スキーゆうパック」「空港ゆうパック」のサービスを新設する。また、翌日配達エリアを拡大し民間宅配便より広くする。東京都内から関東圏にあてた早朝差し出し・当日配達、夜間差し出し・翌朝配達のサービスも始める。
 大口顧客向けでは、月1000個以上の差し出しが対象の6キロまで均一の特別料金や、年間2万個以上の差し出しを対象にした重量制の年間契約料金も新設する。
【位川一郎】
■ゆうパックと宅急便の料金比較例
      ゆうパック 宅急便
東京都内   600  740
東京—札幌 1000 1160
東京—大阪  800  840
東京—福岡 1100 1160
東京—沖縄 1200 1260
※単位・円。60サイズで割引がない場合
(毎日新聞) - 9月29日20時18分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040929-00000110-mai-bus_all