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三井住友銀行は２７日、プロミスとの業務提携に伴って銀行のほぼ全店に消費者金融の自動契約機を設置すると発表した。自行系列の消費者金融の端末を店舗内に置く例は出ているが、専業の大手消費者金融と契約できる端末を銀行の支店に置くのは大手行で初めて。顧客基盤の拡大を目指す両社の意向が一致した。
銀行内に置く新型の自動契約機は、三井住友銀とプロミスが１１月以降立ち上げる共同出資会社が扱うローン（金利年１５〜１８％）のほか、三井住友銀（８〜１２％）やプロミス（１８〜２５．５５％）との無担保ローン契約も可能で、顧客の信用度に応じた金利帯に振り分けて契約する仕組みにする。
来年４月に４００台設置し、０６年３月までに５８０台に増やす計画で、三井住友銀の国内全支店・出張所（０４年３月末で約６００カ所）をほぼカバーする。今年１０月から来年３月にかけてはプロミス専用のローン申し込み機約１００台を銀行内に設置し、４月以降は順次新型の契約機に切り替えていく。
三井住友銀は、７月にプロミスの発行済み株式の１５％を取得してグループ会社化したのを機に業務提携の準備を進めてきた。提携による新規貸し出しは三井住友銀が２千億円、共同出資会社が２千億円、プロミスが１千億円を目指している。
(09/28 02:43)