2004年09月20日(月) 15時14分
個人情報、メモ帳にし流出 和歌山・美浜町（共同通信）
和歌山県美浜町の職員が介護保険の賦課台帳のコピーをメモ帳代わりに使った上、１枚を気付かずに役場を訪れた人に渡し、所得や家族構成など個人データが流出していたことが２０日、分かった。
同町は「資源の再利用のため、裏紙を利用してきた。コピーが紛れ込んだ経緯は、よく分からない」としており、行政担当者の個人情報管理のずさんさが浮き彫りになった格好だ。
同町は毎年２月から３月にかけ、介護保険の賦課台帳データを問い合わせに備えて印刷。その年に６５歳になった人に原本を送付後、１週間程度でシュレッダーにかけ処分していた。台帳には名前、住所のほか所得や家族構成などが記載されていたという。
同町はコピーした紙などを束ねてメモ帳にし、職員の机の横につるしていたが、６月下旬、匿名の電話で「個人のデータが外部に流れている」などと指摘され発覚した。
（共同通信） - 9月20日15時14分更新
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