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2004年09月17日(金) 00時00分

おれおれ詐欺の手口実演 米原署が講習会 東京新聞

 県内で多発するおれおれ詐欺を未然に防ごうと、米原署は十六日、米原町上多良の上多良区公民館で、高齢者を対象にした県内初の実演講習会を開いた。署員らが被害者と犯人役を演ずるなど、だまされないためのコツや巧妙化する手口を講義した。

 講習会には地区のお年寄り約四十人が出席した。まず同署の藤川博地域課長(59)が「犯人は相手の出方を見て、請求額を変えてくる。会話の中で『〜ちゃんか?』など家族の名前を確認すると、だまされやすい」などと説明。▽相手がどこから電話をかけているのか確かめる▽勤務先など家族の情報を相手に言わせる▽請求額を振り込む前に家族に電話で確認する−などの防止法を列挙した。

 続いて彦根市内で十三日に、主婦が警官や交通事故の相手を名乗る男から二百九万円をだまし取られた事件を署員らが実演。「妊娠中の妻が破水した。治療費を払えば示談にする」などと、金額を請求する手口を紹介した。

 同署に講習会を依頼した上多良区の古沢久剛区長(71)は「おれおれ詐欺は人ごととは思えないので、住民にも気を付けてもらいたい」と話していた。同署管内での、おれおれ詐欺の発生は今年に入ってから十八件で、被害総額は約九百万円。二月には伊吹町の男性(80)が一日で六百六十万円をだまし取られている。

 (細川 暁子)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sga/20040917/lcl_____sga_____001.shtml