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2004年09月13日(月) 23時19分

<BSE>12頭目の感染確認 5歳2カ月の乳牛毎日新聞

 熊本県内の食肉処理場で解体された5歳2カ月の乳牛がBSE(牛海綿状脳症)に感染していたことが13日分かった。国内で感染牛が見つかったのは、今年3月に国内で確認されて以来で計12頭目。九州地方では初めて。専門家会議は検査などで典型的なBSEの症状が確認されたとして、座長の判断で会議を開かずにBSEと確定した。この牛の肉は焼却処分され、市場には出ない。
 厚生労働省によると、この牛は99年7月に生まれ、熊本県泗水町の牧場で飼育された雌のホルスタイン種。10日に同県内の食肉処理場で解体処理された。熊本県食肉衛生検査所による全頭検査の1次検査(エライザ法)で陽性となり、13日に国立感染症研究所(東京都)で行われた精度の高い2次検査(ウエスタンブロット法)でも陽性が確認された。
 国内のBSE対策を巡っては、国の食品安全委員会プリオン専門調査会の中間報告書を受け、厚労省と農水省は生後20カ月以下の牛を検査の対象外にする方向で検討している。今回、発見された感染牛も過去の11頭と同様に生後21カ月以上のため、見直しへの影響は少ないとみられる。
 農水省は飼料などにBSEの感染源とされる肉骨粉が使われていなかったか調査する。【玉木達也】
(毎日新聞) - 9月13日23時19分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040913-00000147-mai-soci