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電気通信事業者協会が７日発表した８月の携帯電話の契約数によると、新規契約から解約数を引いた純増数は全体で３１万６４００と、９６年１月の調査開始以来最低となった。累計契約数は８３４６万７８００。人口普及率が６５．４％に達し、市場は成熟しつつある。
純増数は５月にも過去最低を記録したが、その後持ち直していた。
事業者別では、ＫＤＤＩ（ａｕ）が１９万６９００と、２カ月ぶりに首位になった。夏に第３世代携帯電話「ＣＤＭＡ １Ｘ ＷＩＮ」の新機種を続けて発売したうえ、データ通信の定額制を実質値下げして加入数を増やした。
ここ２カ月首位だったＮＴＴドコモは純増数が１１万２１００と２位に退いた。第３世代携帯「ＦＯＭＡ」への買い替えは進んだが、新規顧客の大きな獲得にはつながらなかった。３位のボーダフォンは、前月は初の純減となったものの、今回は１万８３００と純増に。ツーカーは１万１０００の純減だった。
(09/07 20:40)