悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年09月04日(土) 11時11分

<青果産地偽装>ブロッコリーも偽り販売 荷主「ローヤル」毎日新聞

 大阪市の第三セクターの荷役会社「大阪港埠頭ターミナル」(大阪市)による青果産地偽装事件で、荷主の青果商社「ローヤル」(京都市)は3日、中国産ブロッコリーを米国産と偽って販売したことを新たに認めた。これまで会社側は「社内調査では偽装の事実はない」と説明。近畿農政局は同日、ブロッコリーやカボチャなど3品目で産地偽装が確認されたとして同社に対し、JAS法(品質表示義務)に基づき、再発防止策などを10月4日までに提出するよう指示した。
 農政局によると、立ち入り調査の結果、01年12月、トンガ産カボチャ16.6トンをメキシコ産▽02年2月、ニュージーランド産カボチャ1.6トンをメキシコ産▽02年2〜4月、中国産ブロッコリー732箱(1箱38束)を米国産▽今年5〜6月、ハワイ産パイナップル654箱をフィリピン産——に、それぞれ社員が偽装したのを確認した。02〜03年に販売したパプリカでも、帳簿に入出荷の産地名に食い違いが見つかったが、偽装は確認できなかったという。
 ブロッコリーについては、ローヤルの元係長が米国産の注文を受けたが、中国産の箱を発泡スチロールの箱に入れ氷詰めにして販売。販売先の関西地方のスーパーからは米国産の代金を得ていた。元係長は「残留農薬が問題となり、余った中国産を処理したかった」と話したという。【野上哲、松田栄二郎】
(毎日新聞) - 9月4日11時11分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040904-00000021-mai-soci