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2004年09月04日(土) 17時05分

はがき架空請求、相談激増 「対応迷ったら相談を」−−市生活情報センター /神戸毎日新聞

 ◇「電子消費者未納利用料請求最終通達書」など称し−−脅迫的な文面で、年代性別問わず、一度払うと次々
 ◇前年同期比で4〜7月16倍−−有料サイト使用料など
 はがきで身に覚えのない有料サイト使用料などの請求を受けたという相談が神戸市内で今年4〜7月、前年度同期比約16倍と急増していることが、市生活情報センターのまとめで分かった。公的団体を連想させるところから「連絡がなければ、差し押さえなど強行的手段を取る」など脅迫的な文面で不安をあおっているのが特徴で、同センターは注意を呼びかけている。【桜井由紀治】
 はがきによる架空請求の被害相談は昨年度1608件だったのが、今年4〜7月だけで2769件(昨年同期175件)あり、既に大きく上回っている。月別にみても、4月311件▽5月695件▽6月869件▽7月894件——と増加傾向にある。以前は若年層の男性に多かったが、最近は年代や性別を問わずに送りつけられているという。
 多くは「債権譲渡を受けた」「管財人となった」といった内容で「電子消費者未納利用料請求最終通達書」などと書かれたはがきが届いた。
 50歳代男性は、5年前に週刊誌の広告の有料サイトに電話して7万円の請求を受けたのを放っていたことがあったので、気になってはがきの電話番号に連絡。「調査料込みで50万円の未納料金があり、至急払うこと」といわれた通り支払った後も次々請求があり、結局3回にわたって104万6000円を支払ったという。遠方にいる息子あての請求に3万円を支払った40歳代女性もいる。
 一度支払うと、同じ相手や別のところから何度も請求があるのも特徴という。同センターは「対応方法に迷ったら相談を」と呼びかけている。問い合わせは同センター(078・371・1221)。

9月4日朝刊 
(毎日新聞) - 9月4日17時5分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040904-00000302-mailo-l28