2004年09月03日(金) 00時00分

「安全メール」導入　鈴鹿市（朝日新聞・）

　鈴鹿市は、市政メールモニター（メルモニ）を活用して、子どもに危害が及ぶ恐れのある情報を携帯電話やパソコンに一斉送信する「子ども安全安心メール」を導入した＝写真。小学校で多くの児童が殺傷される事件があった大阪府池田市では、この６月から「ＡＮＳＩＮメール」を始めている。

　鈴鹿市内では６月末、女子児童が帰宅途中に連れ去られ、３０分後に解放される事件があった。このため、中学校区単位で地域の防犯パトロール態勢をつくるなどしてきた。メルモニの活用も安全施策の一環として、１日から採用した。

　危険情報が入った場合、事実を確認して必要と判断した事例を発信する。事件の内容、発生日時、場所、不審者の特徴などを流す。「使う必要のない状態が一番望ましいが、いざというとき、役立ててもらえれば」としている。

　メルモニには現在１６歳以上の市民１１６０人が登録している。全小中学校、幼稚園を通じて希望者に登録を呼びかけている。問い合わせは市教育委員会青少年課（０５９３・８２・９０５５）へ。（9/3）

http://mytown.asahi.com/mie/news01.asp?kiji=6388