悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年09月03日(金) 00時00分

芦原温泉の不当表示対策朝日新聞・


 芦原温泉の6軒の旅館が水道水や井戸水を沸かして「温泉」と表示していた問題を受け、あわら市の松木幹夫市長、芦原温泉旅館協同組合の山口輝望理事長、市観光協会の美濃屋征一郎会長は2日記者会見し、信頼回復のための対策を発表した。今後、正規の温泉を利用している旅館にはマークを表示し、10年ごとに温泉の成分を分析し直すことにしている。

 松木市長は「新市誕生と開湯120周年という記念すべき節目の年に、観光客の信頼を裏切ることになった。安心して利用できる温泉観光地をめざし、努力したい」と述べた。

 そのうえで、温泉マークの表示や10年ごとの成分の定期点検に加え、パンフレット、ホームページの表示が適切かどうかチェックする▽泉源の実地調査を毎年実施する▽県に対する温泉利用許可申請書などの提出を徹底させる▽温泉法、景品表示法についての研修会を開くなどの対策を明らかにした。

 説明によると、芦原温泉には42の宿泊・入浴施設があるが、うち14施設は温泉を利用していない。このため、14施設の宿泊客には、市出資の財団法人が運営する温泉施設「セントピアあわら」の利用料を、通常より安く設定するなどの便宜を図りたいという。

 一方、水道水を沸かしていたのに温泉と表示していた4軒の旅館のうち1軒は、01年4月から同8月まで、入湯税として141万3千円を旧芦原町に納めていた。この分について市は、旅館が税を宿泊客に確実に返還することが確認できた時点で、旅館に返還することにしている。


(9/3)

http://mytown.asahi.com/fukui/news02.asp?kiji=4131