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2004年09月03日(金) 20時15分

産地偽装で3品目認定 農水省、ローヤルなどに改善指示朝日新聞

 大阪市の第三セクター「大阪港埠頭(ふとう)ターミナル」の青果産地偽装事件にからみ、農林水産省は3日、荷主の青果輸入販売会社のローヤル(京都市)がカボチャなど3品目の産地を偽り、日本農林規格(JAS)法に違反したとして改善を指示した。同社の指示でパイナップルの偽装にかかわった物流最大手の日本通運(東京)にも改善を求め、再発防止策などを報告するよう求めた。

 ローヤルは先月、カボチャとパイナップルの偽装を発表したが、農水省はこの2品目に加えてブロッコリーの産地偽装も認定した。また、ローヤルが02年〜03年に販売したパプリカについても、入荷から販売までの伝票上で原産地の整合性が取れないものが見つかった。農水省はこれについても引き続き調査する。

 農水省によると、ローヤルは(1)01年12月にトンガ産カボチャ約16.6トンを、02年2月にはニュージーランド産カボチャ約1.5トンを、ともに「メキシコ」と表示された箱に詰め替えた(2)02年2月〜4月、中国産ブロッコリー732箱を米国産と偽った(3)04年5月〜6月、ハワイ産パイナップル約6.5トンを日本通運に指示して詰め替え、フィリピン産として販売した。いずれもJAS法に違反した産地偽装にあたると農水省は判断した。

 日通広報部は「適正・適法な業務遂行を再チェックし、信頼回復に向けて努力してまいります」とのコメントをだした。

(09/03 20:15)

http://www.asahi.com/national/update/0903/028.html