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2004年09月02日(木) 03時10分

診療内容記載レセプト情報 9000人分が外部流出 社保庁産経新聞

 社会保険庁は一日、氏名や傷病名を含む診療内容を記載した診療報酬明細書(レセプト)の情報最大九千人分が外部に流出したと発表した。
 流出したレセプトは、神奈川社会保険事務局の平成十五年六−八月分の約三千枚。保険証番号や生年月日などが記載されている。
 事務局はコンピューター入力業務を委託した厚生労働省所管の財団法人「医療保険業務研究協会」にレセプトを渡し、入力後はただちに返還されることになっていた。
 しかし、研究協会は入力業務システムの開発業者に不正にテスト用データとして提供。さらに、開発業者は在宅で入力業務をしている契約者に研修用データとしてレセプトを送付していた。
 関西地区の消費生活センターに七月末、在宅入力業務の契約者から「高いソフトを買わされたから返品したい」との相談があり、センターが調べたところ、研修用データが本物の個人情報を含んでいることが判明した。
 事務局から研究協会にレセプトを提供する際、氏名や傷病名は消去しなければならないが、一部残ったままだった。社保庁のその後の調べで、神奈川県以外の二十八都府県でも消去されずに入力業者に渡していたことが分かった。
(産経新聞) - 9月2日3時10分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040902-00000023-san-soci