2004年09月02日(木) 00時00分

電話詐欺、行員が阻止（朝日新聞・）

　　川崎市宮前区菅生の会社役員の男性（５９）が、警察官を名乗る男たちから「息子さんが事故を起こした。入院費を払えば示談できる」といった内容の電話を受け、一度は指定された銀行に約２９０万円を振り込んだが、詐欺に気づいた銀行員の指摘で被害を防いだことが１日、分かった。

　　宮前署によると、８月３１日午前９時５０分ごろ男性宅に電話があり、警察官と名乗る男が「息子さんが事故を起こした。示談できなければ交通刑務所に入る」と話した。事故の相手という男も「入院費などを払えば示談する」と言ったという。

　　男性は、横浜銀行川崎北部市場支店で指定された口座に約２９０万円を振り込み帰宅。男から再び「金が引き出せない。別の口座に入れ直して」と連絡があった。

　　再度、手続きしようと男性が同支店の行員に相談した際、行員が男性に息子と連絡するよう勧めて詐欺と分かった。同行が、男性が現金を振り込んだ口座がある銀行に連絡し、口座の凍結を依頼しお金が引き出されるのを防いだという。

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http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=5872