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2004年08月29日(日) 00時00分

メールで防犯情報 来月から 太田市と警察が連携 東京新聞

 犯罪増加に頭を悩ます太田市は太田署と連携して、来月一日から防犯情報を携帯電話やパソコンに電子メールで無料配信するサービスを行う。未然に犯罪を防ぐとともに、市民の防犯意識向上を図る。

 同署からは、「〇〇地区でひったくりが多発している」といった市内統計情報や、防犯啓発を促す情報が中心。併せて市や市教委も、子どもに関する犯罪について、被害者が特定できないように配慮して配信することを検討している。

 市は当初、不審者情報の提供を検討していたが、誤報による人権侵害の問題から断念。同署も捜査上の問題から、「〇日〇時〇分、〇〇地区で空き巣」といったリアルタイムでの事件発生情報を、どこまで提供できるか不透明だ。

 同様のサービスを三月から実験的に実施している福岡県春日市では、市民から寄せられた不審者情報まで配信している。同市によると、情報提供者はメール登録者に限定。情報提供を受けると、本人確認を行い、いたずらメールを防いでいる。

 市民独自で取り組む地域もある。二月から実施している川崎市高津区の民間非営利団体(NPO)法人「高津防犯ネットワーク」代表の田中伸一さん(40)は、「いたずらメールの心配もあったが、実際は真剣な内容ばかり。登録者からは好評で、防犯意識が高まった」と話している。         (中沢 誠)

    ◇

 同サービスの利用者は、太田市在住か在勤在学が条件。登録は、市IT推進課窓口か市ホームページ(HP)まで。

 問い合わせは、市IT推進課=電0276(47)1813=へ。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20040829/lcl_____gnm_____001.shtml