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2004年08月27日(金) 03時48分

夏期セミナー オウム依然資金源 参加費だけで収益1000万円産経新聞

上祐代表不在…参加者減る
 オウム真理教が今月中旬に実施した夏期集中セミナーに約二百四十人の信者が参加し、参加費だけで約一千万円の収益を上げていたことが二十六日、公安当局の調べで分かった。参加費以外にも、神秘的体験を伴うイニシエーション(秘儀伝授)と呼ばれる特殊修行や布施などの名目で相当額の収益を得ているとみられ、公安当局は教団が依然としてセミナーを重要な資金源にしているとみて警戒を強めている。 
 今夏のセミナーでは、昨年十月から「長期修業」に入っている上祐史浩教団代表が不参加。さらに、上祐代表の階級「正大師」に次ぐ「正悟師」の五人のうちの一人である野田成人被告が、七月に薬事法違反で逮捕・起訴され、教団の「顔」が不在の中での開催となった。
 そのため、教団では長期(参加費=八万円)・短期(五万円)のコースのほか、信者の参加促進を図ろうと、一時間で千円、一日で一万円の部分参加コースも用意。
 セミナーは今月十日から十五日にかけて、埼玉と大阪の二カ所の施設を主会場に、東京、愛知、福岡の三カ所の施設でも開かれ、計二百四十人の参加者があったが、昨夏のセミナー(二百七十人)よりも減少した。
 公安当局では、「教団は部分参加も奨励しているが、昨夏よりも参加者は減少しており、求心力の低下に歯止めがかからない状況がうかがえる」と分析。その上で、「資金源の獲得に向けてセミナーなどを開催する一方、薬事法違反で幹部が検挙されるなど違法な資金源活動もしており、今後も違法行為には厳正に対処していきたい」と警戒を強めている。
(産経新聞) - 8月27日3時48分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040827-00000019-san-soci