2004年08月27日(金) 12時56分

ソフトフォン IP 電話、6割弱が「知っている」が使用しているのはわずか（japan.internet.com）

参考記事 によると、PDA やノート PC で「ソフトフォン」を使う IP 電話システムが販売され始めたが、さて、現在の IP ソフトフォンの普及状況はどうだろうか。

インターネットコム株式会社 と 株式会社インフォプラント が行った、ソフトフォン IP 電話サービスのユーザー利用動向調査によると、ソフトフォンによる IP 電話を知っているユーザーは全体の56.3％と、知らないユーザー43.7％を上回ったが、実際につかっているユーザーは4.7％に過ぎないことがわかった。

調査対象は、10代〜60代の全国インターネットユーザー300人。年齢層は10代4.3％、20代27.0％、30代36.7％、40代20.0％、50代10.7％、60代1.3％。全体の男女別構成比は、男性45.3％、女性54.7％。

全体300人に対してソフトフォンによる IP 電話を知っているかどうか聞いてみたところ、「知らない」（新聞などで見たり聞いたりしたことはない）と答えたユーザーは43.7％（131人）だった。

一方、「知っている」ユーザーは合計で56.3％（169人）だった。その内訳は、「現在使っている」（4.7％の14人）、ソフトフォンを使ってはいないが「よく知っている」（13.0％の39人）、「正確な説明はできないが知っている」（21.3％の64人）、「（新聞などで）見たり読んだりしたことがある」（17.3％の52人）。

次に、「知っている」ユーザーのうち使ってはいないユーザー155人に対し、ソフトフォンを使ってみたいかどうか聞いたところ、「はい」と回答したのは54.2％（83人）、「いいえ」が45.8％（70人）だった（無回答2人）。

これらソフトフォンを使ってみたくないユーザーがあげたソフトフォンの欠点は、「いちいちPC などを起動するのが面倒」がトップ（47人）、次いで「ハンドセットを使うのが面倒」（28人）、「PC などにこれ以上ソフトをインストールしたくない」（22人）の順だった。

以上から、ソフトフォンが普及するにはかなり高いハードルがあることがわかった。PDA などのモバイル専用に特化したとしても、まだハンドセットのわずらわしさが残るが、これの解決手段はあるのだろうか。　

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