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2004年08月27日(金) 12時49分

「IP電話を利用する予定はない」という企業、半数近く——gooリサーチjapan.internet.com

「gooリサーチ」を共同で提供する NTTレゾナント株式会社 株式会社三菱総合研究所 は2004年8月26日、「企業におけるインターネット回線利用実態」に関する調査結果を発表した。

この調査は、「goo リサーチ・ビジネスモニター」の中から、勤務先の通信、ネットワークの利用状況を把握している人を対象に行ったもので、有効回答数は4,618。調査期間は2004年6月30日〜7月8日。

これによると、企業におけるインターネット接続回線の利用種別については、「ADSL」が38.2%と最も利用が多く、次いで「光ファイバー」が25.3%、「専用線」が16.6%、「CATV」が6.1%、「フレッツ・ISDN」が5.4%、「ISDN 回線」が4.9%、「アナログ回線」が1.4%という結果になった。ブロードバンド回線を利用している割合は全体の7割だった。

現在利用しているアクセス回線を選択した際の重視ポイント(複数回答)は、「通信速度の速さ(57.5%)」、「通信料金の安さ(52.2%)」が挙げられており、それぞれ過半数を超え、上位を占めた。また、「通信品質の高さ」も33.2%を占めており、3社に1社の割合で重視するポイントとして回答した。一方、「セキュリティの高さ」に関しては、9.9%にとどまった。

アクセス回線提供事業者の選定時に、どのような媒体や情報をもとに参考にしたか(複数回答)に関しては、「通信事業者や代理店の担当者からの紹介」が44.0%と最も高く、次いで「インターネット上の紹介記事」が34.5%、「取引企業/関連会社からの紹介」が30.8%、「新聞/雑誌などの記事・広告」が29.3%と続いた。goo リサーチは、「営業担当者等による直接的な情報提供や、一般公開しているインターネット上における記事による情報提供が事業者選定に影響していることが伺える」としている。

企業でのIP電話の利用状況は、「現在既に利用している」(18.5%)、「今後利用予定がある」(24.6%)を合わせると4割以上になるが、「利用予定はない」とする企業も47.3%と半数近くに上った。

IP電話を利用する予定がない理由としては、最も多く挙がった「固定電話で満足しているため」(44.0%)に次いで、「通信回線としての信頼性に不安があるため」の理由が30.4%で2番目に多く、通信品質を懸念する企業も少なくないことが分かった。以下、「電話番号を変更しなければいけないため」が24.0%、「機器導入等の初期費用が高いため」が17.6%、「音質が悪そうなため」が16.7%、「固定電話にあるような付加機能が利用できないため」が12.5%。



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(japan.internet.com) - 8月27日12時49分更新

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