2004年08月21日(土) 00時00分

港区の卸売業が和牛と偽り販売 都が改善指示 （東京新聞）

　都福祉保健局は二十日、交雑種の牛肉を和牛と偽って販売したとして、食肉卸売業「東食サービス」（港区港南二）に対し、日本農林規格（ＪＡＳ）法違反で改善を指示した。

　和牛偽装に対する都の改善指示は、ことし二件目。

　同局によると、東食サービスは昨年十一月からことし二月まで、肉専用種とホルスタインなどの乳用種を交配させた交雑種牛を、価格が二−三割高い「和牛」と称して販売した。昨年十二月からことし二月までは、計二二・六トンを静岡県などの業者に卸販売したことを確認している。

　農水省がことし二月から六月、全国で一斉検査を実施した。福岡県の小売店で販売していた「和牛」が、ＤＮＡ検査などから偽装と判明。東食サービスが卸していたため、都が改善指示した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20040821/lcl_____tko_____002.shtml