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2004年08月19日(木) 16時20分

温泉偽装表示 県内の各旅館組合、温泉の独自調査を開始−−非加入館などを /栃木毎日新聞

 ◇「不正」確認できず
 温泉に入浴剤を使用したり、水道水の沸かし湯を温泉と表示するなどの問題が起きていることを受け、県内でも鬼怒川・川治、那須、塩原の各旅館組合などが独自に調査に乗り出した。18日現在で不正表示は確認されていないが、組合には観光客から温泉かどうか問い合わせが寄せられている。
 鬼怒川・川治温泉旅館協同組合(51軒)は17日、組合加盟する全施設で温泉成分分析書の有無などを調査、地元の藤原町も今月中に、組合非加入の約40軒を調査することを決めた。那須温泉旅館協同組合(39軒)と那須町観光協会は18日から、同協会員の約300軒に対し、温泉の表示について文書で質問状の送付を開始した。塩原温泉旅館協同組合(69軒)でも13日から、水道水や入浴剤の使用がないかファクスで調査を始めている。環境省も今月中に書面による実態調査を実施する。
 今のところ、予約客の減少など目立った“風評被害”は出ていないが、インターネットのホームページで誤表記が判明した那須温泉の組合には「宿泊する予定の宿は温泉か」など確認の問い合わせが数件あり、塩原温泉の組合や黒磯市役所、栗山村役場などにも数件の問い合わせがあった。
 県薬務課によると、温泉を持つ施設の宿泊者数は、00年度約705万人、01年度約676万人、02年度659万人と減少傾向にあるが、全国で4、5位にランクされ一定の人気を保っている。源泉数は601あり、県と宇都宮市が利用許可を出している浴槽数は2476カ所に上る。

8月19日朝刊 
(毎日新聞) - 8月19日16時20分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040819-00000021-mailo-l09