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2004年08月19日(木) 16時05分

作並温泉の旅館「山水亭」、許可得ず温泉利用 県などが立ち入り調査 /宮城毎日新聞

 仙台市青葉区の作並温泉にある旅館「山水亭」が、必要な許可を得ずに温泉を掘削、利用していたことが18日、分かった。県薬務課と同市の青葉保健所は同日、温泉法に基づき山水亭に立ち入り調査を行い、今後、山水亭を経営する太陽観光開発(仙台市青葉区)から事情を聴く方針。県は、県内の全温泉地を対象にした実態調査に乗り出す方針も決めた。
 同課によると、温泉を掘削したり、利用したりするには県と仙台市の許可が必要だが、山水亭は95年の開業以来、これらの許可を得ないまま営業していた。山水亭の源泉は、温泉資源の保護を目的に掘削を禁止した県の温泉保護地域(75年指定)の中にあるという。
 ◇温泉組合からの脱退巡り、表面化
 山水亭を巡っては、太陽観光開発の関係者が17日、作並温泉旅館組合の会合で「井戸水を沸かして使用していた」と明かし、組合に脱退を伝えたことから「偽装表示問題」として表面化した。
 ところが18日午後になって、同社の成沢久男社長が突然、「00年11月の調査で温泉の基準を満たしている」とのコメントを発表。同課が調べたところ、温泉法の基準(加熱前の水温が25度以上)は満たしていたが、無許可で温泉を使用していたことなどが判明した。
 同社の成沢社長はコメントの中で「鉱物表示はしていないが(山水亭の湯は)温泉と言って間違いない」と強調している。しかし、なぜ突然態度をひょう変させたのかは不明だ。【石川貴教】

8月19日朝刊 
(毎日新聞) - 8月19日16時5分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040819-00000029-mailo-l04