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2004年08月14日(土) 03時09分

大阪市の三セク、バナナ入荷日も偽装読売新聞

 野菜産地偽装が発覚した大阪市の第三セクター「大阪港埠頭ターミナル」が、南米産バナナの入荷日を偽装、在庫品を実際より新しく見せかけて出荷していることが13日、わかった。

 ブロッコリーなどの産地偽装を指示した荷主とは別の東京の輸入会社の依頼で、約3年前から続けているという。大阪府は週明けにも調査に乗り出す。

 この輸入会社は毎週、約10万箱(約1300トン)ずつバナナを輸入し、月の2週間分を大阪港、残り2週間分を府内の別の港に陸揚げしている。関係者によると、ターミナル社は、大阪港のバナナの検疫、通関などを行い、倉庫で保管して輸入会社の取引先に出荷している。しかし、別の港のバナナのうち、売りさばけなかった数万箱がターミナル社の倉庫に運ばれ、同社が、新たに大阪港に入荷した約10万箱とともに入荷したように台帳に記録して出荷し、出荷先にも虚偽の内容を記載した出庫伝票を渡しているという。「実際の入荷日との差は通常、数週間程度」(ターミナル社幹部)という。

 輸入会社側は「品質に問題ない」と説明。ターミナル社も「品質保持期限が明示されているわけではなく法的に問題ない」として偽装を続けてきたという。同社は「荷主と相談して改善したい」としているが、輸入会社は読売新聞の取材に「今の段階ではコメントを控えたい」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040814-00000201-yom-soci