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2004年08月14日(土) 00時00分

石和温泉で地下水使用 県、聞き取り調査へ地下水を使用している石和の「ホテルうかい」=石和町市部で朝日新聞・

  旅館組合に指導も 99年から入湯税徴収
  石和町内のホテルが「温泉」をうたいながら、地下水を使用していた問題で県は13日、適切な表示を定めた景品表示法に違反する可能性があるとして16日に聞き取り調査をするとともに、近く各旅館組合の幹部に注意を呼びかける。組合側は「石和温泉全体のイメージダウンにもなりかねない」として、組合の加入規則なども見直し、再発防止に務めていくという。

  問題が発覚した「ホテルうかい」は83年4年にオープン。当初から地下水を使っていたが、パンフレットには「温泉」の表記があったという。

  同ホテルは99年4月からタンク車を使って県企業局から湯を購入したが、半年後にはタンク車の故障などで再び、地下水利用に戻っていた。

  県は、ただちに法律違反になるわけではないとしながらも、「石和で『温泉』といえば、天然温泉を強く連想させる」として対応策を検討する。

  県内の旅館組合のうち温泉をひく13組合でも、独自調査する動きが出ている。河口湖温泉旅館組合は「問題はなかった」と県に報告。下部温泉観光旅館協同組合も現在、調査中だという。

  また、同ホテルは99年4月以降から1人150円、年間で約50万円の入湯税を利用者から徴収。石和町に収めていた。

  県によると、温泉の掘削や営業をするためには温泉法に基づく利用許可を提出する必要があり、鉱泉か温泉でなければ入湯税は徴収できない。

  県は新たな利用許可や廃止届が出れば「その都度、入湯税を徴収する主体である各市町村に連絡をしている」と話しており、県の関係各課や石和町が連絡を取るなどしていれば、徴収は防げた格好だ。県側も連携不足を認めており、「今後は相互の連絡を十分にしていきたい」と話した。

(8/14)

http://mytown.asahi.com/yamanashi/news01.asp?kiji=7576