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2004年08月14日(土) 00時00分

華信会長ら出資法違反容疑で書類送検朝日新聞・

 県警生活経済課などは13日、中古車販売会社「華信」(本店・東京都新宿区)の大橋利一郎会長(52)=国外逃亡中=ら4人が、コンゴ(旧ザイール)における架空の地下資源開発事業などへの出資を持ちかけ、約1億円を集めていたとして、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで千葉地検に書類送検した。

 ほかに書類送検されたのは、群馬県佐波郡の同社専務(51)、神奈川県南足柄市の同社役員(44)、岐阜県養老郡の元同社顧問(51)の男3人。同課の調べに対し、3人はいずれも大筋で容疑を認め、「会長の指示を受けて金を集めた」と話しているという。

 調べでは、4人は01年9月17日から02年1月18日までの5回、東京都や静岡県などに住む男女5人から、元本を保証したうえで「350万円の加盟料を払えば、車の販売店の権利を取得できる」「コンゴ事業で得た利益からも配当がもらえる」などと約束して、無許可で計1億円を預かった疑い。

 華信は99年3月以降、「日本円は紙切れになる。ドルに替えて会長に預ければ半年で倍になる」「コンゴのダイヤモンドやレアメタルの採掘権が得られる」などと、出資金を募り、同課が把握しているだけで、全国の約1600人から約79億円を集めたという。

 同課は、詐欺罪での立件も視野に入れたが、出資金の使途が分からず、断念。大橋会長から話を聞けず、法人としての立件も見送ったという。

 大橋会長は02年4月に日本を出国した後、ラオスなどを転々とし、現在は中国上海市に住んでいるとされる。13日、国際電話で朝日新聞の取材に応じ、「裁判をやれば、わかるだろう」「おれが一番金を出した。わかってやっている」などと語った。

 華信は「コメントはございません」としている。

 一方、大橋会長らの容疑には含まれていない出資をした静岡県の男性(63)は「『中国株を買えば1年で倍になる』などと言われ、計1300万円を出した。詐欺を立証してほしかった。金がどう使われたのかを知りたかった」と話した。

(8/14)

http://mytown.asahi.com/chiba/news02.asp?kiji=4395