2004年08月14日(土) 16時25分

「華信」出資法違反　無許可で１億円集めた疑い、会長ら４人送検−−県警　／千葉（毎日新聞）

　中古車販売仲介業「華信」（本社・東京都中央区）が投資名目で出資金を集めた出資法違反容疑事件で、県警組織犯罪対策本部と千葉東署は１３日、違法に出資金１億円を集めたとして、大橋利一郎会長（５２）と元役員ら計４人を同法違反（預かり金の禁止）容疑で書類送検した。
　大橋会長は０２年４月の中国渡航以来、所在不明となっているが、その他の３人は容疑を大筋で認めている。
　調べでは、大橋会長らは無許可にもかかわらず、０１年９月〜０２年１月、コンゴ民主共和国との合弁事業や自動車販売業について、「事業に投資すれば、利益で配当を受けられる」と出資者を勧誘。東京都中野区の無職の女性（５３）ら５人から計１億円を預かった疑い。
　県警は、同社が９９年３月ごろから、全国約１６００人から約８０億円を集めた疑いがあるとみて、０３年１月、同社など約２０カ所を同法違反容疑で家宅捜索。詐欺容疑での立件も視野に入れ捜査したが、押収資料などからは出資金の使途がつかめず、同容疑の裏付けは困難と判断したとみられる。【曽田拓】

８月１４日朝刊　（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040814-00000085-mailo-l12