悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年08月13日(金) 16時31分

過去最高の16万件−−都内の消費生活センター相談 /東京毎日新聞

 都内各地の消費生活センターに寄せられた相談件数の総計が、03年度は前年度より41・6%増え、過去最高の16万件に達したことが12日、都消費生活総合センターのまとめで分かった。うち約6万件は不当請求をめぐる相談。「携帯電話に届いたメールをクリックしたら、登録料として高額な請求をされた」「完全無料と書かれたアダルトサイトを利用したら、高額な利用料を請求された」などと有料サイトの利用料金に関するものが4万8000件に上った。
 まとめによると、当事者の年代別では、20歳代が28・4%、30歳代が25・9%で、合わせて過半数を占めた。
 過去に悪質商法の被害に遭った消費者が再度勧誘される「2次被害」も急増し、前年度の2110件から1・7倍の3600件に増えた。「以前契約した会員権の会費が未納のため債権回収の依頼を受けた。裁判費用を含め300万円支払え」と電話が来たケースや、「15年前に途中でやめた行政書士講座は生涯教育だから停止できない。受講料を払え。自宅まで回収に行く」の手紙が届くケースなどが典型例だった。
 同センターは、ホームページで請求の手口や架空請求の事業者名を公表し、注意を喚起している。警視庁にも情報提供しているが、悪質な事業者が減る前に被害者が増加する恐れが強いため、消費者には「自ら事業者に連絡を取ったりせず、毅然(きぜん)とした態度で無視を」と呼びかけている。相談専用電話は電話03・3235・1155。【奥村隆】

8月13日朝刊 (毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040813-00000098-mailo-l13