2004年08月11日(水) 00時00分

水上温泉でも水道使用 井戸水も　聞き取り調査で４軒 （東京新聞）

　群馬県水上町の水上温泉で、水上温泉旅館協同組合に加盟する一部の宿泊施設が水道水や井戸水を使用していたことが十日、同組合の調査で分かった。

　同県では伊香保温泉の一部旅館・ホテルが水道水や井戸水を沸かして温泉と表示していた問題が発覚したばかり。

　伊香保温泉で問題が発覚したことを受け同組合が同日、加盟する三十軒の旅館・ホテルを対象に聞き取り調査。四軒の宿泊施設が、以前から風呂湯に水道水や井戸水を使用していたことが分かった。

　中には三十年以上前から井戸水を利用し、パンフレットやホームページで「温泉」と誤解されるような紹介をする施設や、入湯税を徴収した別の施設もあった。

　水上温泉は同県北部に位置し与謝野晶子や太宰治、北原白秋などの著名人も訪れたという名湯。

　同組合の須藤彦文専務理事は「利用客に誤解を与えて申し訳ない。今後、温泉施設とそうでない施設を明確に公開していく」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040811/mng_____sya_____008.shtml