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2004年08月11日(水) 00時00分

サイト利用料不当請求 相談が急増朝日新聞・

 使った覚えのない出会い系サイトや、アダルトサイト利用料などの不当請求に関する相談が03年度は2万9391件で、前年度に比べて約4・9倍と大幅に増えたことが県消費生活支援センターの調べでわかった。センターでは昨年度、ヤミ金融や高齢者の先物取引に関する相談も増えたといい、「身に覚えのないものは支払わず、無視すること」とし、早めの相談を呼びかけている。

 センターは、県内で相談窓口を設けている41市12町を含め、昨年度の消費に関する相談件数をまとめた。その結果、前年度より3万件以上多い7万7373件の相談が寄せられていた。

 不当請求では、使った覚えのない有料サイト利用料の請求や、有料サイトを使ったことはあっても本当の支払先かわからない相手から「サイトの管理者から委託されている。未納の料金を払ってほしい」と迫られたケースがあるという。請求方法も、はがきや電話、封書、電子メールなど様々だ。

 また、ヤミ金融に関する相談は923件。「電話やダイレクトメールで勧誘されて数万円を借りたが、法外な返済額を請求され、いくら払っても請求がやまない」といった内容で、約1・9倍増だった。

 60歳以上の高齢者からは、商品先物取引について約1・8倍の266件の相談があった。「1千万円損した」など、金額が大きく深刻なケースが多いという。

 マルチ商法の相談783件のうち、約55%が20代以下の若者で占められた。友人からいいバイトだと紹介され、化粧品や健康食品を購入したが支払えなくなった、などの相談が多いという。

 センターでは、こうした相談が増えた背景について「不況で仕事が少ないことから、手軽に稼げることに手を出してしまうのでは」と分析している。

(8/11)

http://mytown.asahi.com/saitama/news02.asp?kiji=5706