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2004年08月11日(水) 16時20分

伊香保温泉の不正表示 町が対策本部を設置 観光協会などに苦情相次ぐ /群馬毎日新聞

 伊香保温泉の一部の旅館で水を使用しているのに温泉などと不正表示していた疑いをめぐり、伊香保町は、温泉表示に対する対策本部を設置し、温泉の表示の改善など対策に乗り出した。一方、町、県や観光協会には、水を使用していた旅館名や、不正表示の真偽などの問い合わせや苦情などの電話が相次いだ。【山田泰蔵、藤田祐子】
 同町によると、水を使用しているのは7軒。うち1軒は湧水(ゆうすい)を使用、他は水道水という。
 うち一部の旅館では、不正かどうかは断定できないが、紛らわしい表示や誰が表示したか分からないものなどがあり、県が7軒に対し不正表示に関する立ち入り調査で確認する。
 県の調査と並行して町が全56軒に対し行う実態調査では▽使用する水の種類▽加水割合▽加温の有無▽給湯方法▽入浴剤使用の有無——などについて調べる方針。10日中に詳細な調査項目を決め、11日から、調査用紙を旅館に送付し、旅館が記入。町職員らが立ち入り調査して確認。その結果を公表する。調査は1週間程度かかる見通し。
 二つある源泉のうち古い方を使用する老舗旅館の一つは「7軒だけの責任にせず、加水や入浴剤の使用状況なども明らかにして、消費者に安心して利用してもらえるようにしなくては、伊香保温泉全体への不安は払しょくできない」と話した。

8月11日朝刊 (毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040811-00000070-mailo-l10