悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年08月11日(水) 00時00分

不適者献血受け入れ 日赤 出荷され2本を輸血 東京新聞

 献血時の問診で感染症の危険性があると判断された人について、日本赤十字社(東京都港区)が献血を受け入れてしまうミスがあり、この血液から作られた赤血球製剤四本が出荷され、二本が輸血に使われていたことが十一日、分かった。日赤が輸血を受けた人の感染検査など健康状態の確認を進めている。

 日赤は献血時、体調や病歴、海外渡航歴などについて医師による問診を実施。不適当と判断した場合は献血を断るとともに、問診内容をコンピューターに登録、その後一定期間は献血を受け付けないようにしている。

 日赤などによると、ミスがあったのは問診票のうち、過去一年間の不特定多数の異性や同性との性的接触、エイズ検査での陽性、覚せい剤などの注射歴などについて質問した項目。該当者はその後一年間は献血を断る規定になっている。

 今月になって、日赤の全国の血液センターで、この項目で「はい」と答えた問診履歴が反映されないコンピューターのプログラムミスが発覚。日赤で調査したところ、先月から今月にかけて、本来は断るべき八人の献血を受け入れていたことが判明した。

 これらの献血から作られた血液製剤のうち、有効期限の短い赤血球製剤四本が医療機関に出荷されていた。

 このうち二本は回収したが、二本は既に輸血に使われていた。輸血された患者の健康状態は不明。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040811/eve_____sya_____004.shtml