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2004年08月07日(土) 15時29分

「ひとめぼれ」に酒米混入 220haで作付け 秋田朝日新聞

 銘柄米「ひとめぼれ」として秋田県が農家に供給した稲の種子に、酒米と思われる異品種の種子が混じっていたことが分かった。異品種が混入した種子は計8760キロで、地元農協を通じ、本荘市、大内町、天王町の農家に販売された。販売量からみて約220ヘクタールに作付けされているという。平年並みで約1260トンの収穫量が見込めるという。わずかでも異品種が混じれば、銘柄米として出荷できない。同県は管理に問題がなかったか、調べている。

 同県水田総合利用課によると、7月中旬、県の巡回調査で、種子を生産する県指定の田2カ所で「ひとめぼれ」よりも背丈の高い株が混じっているのが見つかった。ここと同じ種子が供給された農家の田でも、同様に背丈の高い株が混じっているのを確認した。同県農業試験場が、これらの株を調べたところ、酒米「吟の精」である可能性が高いと分かった。

 今回の種子は、01年度に同試験場が原原種を生産し、これをもとに原種の生産を県が03年度に県農業公社に委託。同公社で作った原種が、今春、一般農家などに供給された。

 同県は異品種が混入した原因を調べると同時に、混入種子を供給した農家に事実説明している。

(08/07 15:29)

http://www.asahi.com/national/update/0807/017.html