悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2004年08月04日(水) 13時04分

またNHK不祥事!ソウル支局長は「夜の帝王」夕刊フジ

 NHK、また巨額着服が発覚−。不祥事が相次いでいるNHKで、今度はソウル支局長による巨額水増し請求が発覚した。関連会社を通じて制作費を水増し請求したもので、総額は数千万円ともいわれる。一部は遊興費としてソウルのネオン街に消えたもよう…。しかも支局長は不正がバレて地方に“左遷”された後、再びソウル支局長に返り咲きを果たした。当のNHKは「必要経費だった」と不正を正当化しており、受信料を払う視聴者の怒りは頂点に達しそうだ。

 水増し請求をしていたのはソウル支局長(46)。支局長は平成5−9年の前回赴任時、同局の取材を支援する在韓番組制作プロダクションに月60−210万円の水増し請求を行わせていた。

 NHK広報局は「領収書が散逸しているため、不明」とし、総額を明らかにしていない。だが、関係者の証言だと、「総額は2、3000万円になり、一部は遊興費に使われた」というから驚きだ。

 週刊新潮などによると、支局長の太っ腹な金遣いはソウル駐在の一部日本人の間では有名で「夜の帝王」とまで呼ばれていたという。「漢南洞というソウルで最高級のネオン街にある日本語クラブで一度に数万円使い、それを何軒もハシゴしていた。飲食代は全部、おごってくれた」(関係者)という豪遊ぶり。

 だが、後任者が不正経理を発見し、支局長は10年、当時の報道局長に厳重注意された上で松山放送局に異動。事実上、左遷された。

 豪遊のほとぼりも冷めない13年、支局長は国際部へ異動し、今年6月には再びソウル支局長に舞い戻るという仰天人事で今日に至っている。

 NHK広報局によると同局は経理担当者をソウルに派遣して調査。水増ししたカネは取材相手の飲食費や謝礼金、スタッフの弁当代などに使われていたと結論づけた。

 同局は「ずさんな経理ではあったが、北朝鮮による核疑惑発覚など激動していた当時の朝鮮半島情勢の取材の人脈作りで必要な経費だった」と反論し、「私的流用は一切なかった。松山放送局への異動に処分的な意味合いはない。ソウル支局への復帰も優れた人材を配置するためだ」と弁解をしている。

 支局長は今後も、おとがめなしとなりそうだが、繰り返されるカネの不祥事に受信料を払うのもバカらしい?

■不祥事ざくざく…横領、カラ出張、着服

 NHKは先月から今月にかけて3件の不祥事が明らかとなり、関係者が処分されたばかりだ。

 ▽横領 同局のチーフプロデューサー(CP)が「紅白歌合戦」など複数の番組で架空の「番組構成料」計4800万円をイベント企画会社社長に支払わせ、飲食費などに着服していたとして懲戒免職になった。

 ▽カラ出張 編成局のエグゼクティブプロデューサーとCPが、10年から12年にかけてカラ出張で計約300万円を受け取っていたことが発覚。2人は厳重注意処分を受け、地方局に配置転換させられた。

 ▽着服 岡山放送局の元放送部長が架空の飲食費を請求、計約90万円を着服したとして懲戒免職になっていたことが発覚。元部長は8年2月から9年12月、実在しない店の飲食費を不正に同局に請求、口座に計約90万円を振り込ませていた。元部長は「私的な流用はない」としたが、使途は特定できなかったという。(夕刊フジ)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040804-00000013-ykf-ent