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2004年07月31日(土) 15時03分

<IC乗車カード>東西JRが共通化 将来JRと私鉄が共用毎日新聞

 東西のJRが発行するIC(集積回路)内蔵のカード型乗車券が8月1日から共通化される。これを機にグループ3社が導入に向け、本格的に動き出す。将来は東海を除くJR5社と全国の主な私鉄で相互利用が可能となり、1枚のカードで「乗る、買う」がOKとなる。
 共通化されるのは東日本の「Suica」(スイカ)と、西日本の「ICOCA」(イコカ)。スイカが使える首都圏・仙台エリア計548駅と、イコカの近畿圏254駅で相互サービスを開始する。電子マネー機能による駅構内の系列小売店や関連施設からの手数料収入や、旅客の増加が期待できるという。
 これに対し、JR北海道は、JR東日本に技術者を派遣してノウハウの提供を受けており、早ければ来年秋にも札幌都市圏で同様の乗車券を導入する。JR九州は、自動改札機の更新時期にあわせて導入する計画で、福岡都市圏を皮切りに県庁所在地に拡大する方針。JR四国は高松や松山エリアを対象に検討していく。各社とも先行2社と機能を共通化する。
 新幹線が主力のJR東海は「運賃・料金が高額な新幹線にはそぐわない」として独自の新幹線エクスプレスカードに力を入れる方針だ。
 私鉄では、阪急など関西の3社が来年、JR2社と共通化した同様カードを発行する。関東の主要私鉄49社・局も2年後にJRや関西の私鉄と相互サービスを開始する。
 スイカは01年の導入で、秋にも1000万枚の大台を突破。イコカも来年中に目標の200万枚を超えるペースだ。
 先導的な役割を果たしてきたJR東日本は「わずか2年半で利用者は920万人。これほどのヒット商品になるとは予想していなかった。次は携帯電話に乗車券と電子マネー機能を付加し、使途を拡大させたい」と鼻息は荒い。【斎藤正利】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040731-00000052-mai-bus_all