2004年07月30日(金) 00時00分

ダイエット食品７種に医薬成分 県がネット試買調査 （東京新聞）

　県はこのほど、個人輸入で購入できるダイエット用健康食品二十品目を試買調査し、七品目から医薬品成分を検出したと発表した。うち二品目に、安全性が確立されていないとして国内では承認していない成分が含まれていた。県は注意を呼び掛けている。

　二品目は、肝機能障害を起こすとして一昨年に国内で問題化した成分「フェンフルラミン」を含む「曲線美」と、血圧上昇や頭痛などを起こす「シブトラミン」を含む「健柏堂清脂精華素」。ともに中国上海市の輸入代行業者・上海市場が扱っていた。

　七品目は県がインターネットを通じて昨年九−十二月に購入。先月末に県衛生研究所の検査結果が出た。国内の輸入代行業者がネット上で商品紹介をしていた四品目は、県は薬事法違反（未承認医薬品の広告禁止）にあたるとして、管轄する東京都と千葉市に指導を依頼した。

　個人輸入の健康食品は、製造販売などに国内法の適用を受けないため、健康に影響が出ても購入者の自己責任となる。

　七品目とも医薬品成分の含有量は少量だが、県は「食品をうたっているが実際は医薬品であり注意が必要」としている。　

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040730/lcl_____kgw_____002.shtml