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2004年07月26日(月) 12時13分

ブロッコリー産地偽装、三セク課長ら偽装認める読売新聞

 大阪市の第三セクター「大阪港埠頭ターミナル」による野菜の産地偽装問題で、大阪府警が一昨年春に中国産ブロッコリーを米国産に偽装して出荷した経緯などについて、当時の同社青果部門の課長、課長代理、営業主任の3人から事情聴取したことが26日、分かった。

 課長らは偽装の事実関係を認めた模様だ。

 また、営業主任の指示で偽装作業を行った下請け業者はターミナル社が48・9%出資する事実上の子会社だったことが判明。約3年前のカボチャの産地偽装にも同じ会社が関与しており、府警は、当時の経緯をさらに詳しく調べる。

 調べやターミナル社によると、偽装は3人が相談したうえで、当時の部長とも協議したという。府警は聴取の結果、不正競争防止法違反(原産地を誤認させる表記)の疑いが強まったとしており、今週にも着手する同社本社などへの一斉捜索で、裏付け捜査を進める。偽装に関与したとみられる当時の部長についても今後、事情を聞く方針。

 関係者によると、営業主任の指示で偽装作業を行ったのは、同市のこん包会社「オーエスサービス」。2002年2月から3月にかけての6日間、米国産ブロッコリーの箱に中国産約5トンを交ぜた。01年12月には別のターミナル社担当者の指示で、トンガ産カボチャ約20トンをメキシコ産の箱に詰め替えていた。

 オーエス社は、ターミナル社の倉庫に保管された野菜、果物を箱詰めする作業などを請け負っているが、ブロッコリーの偽装を指示された社員は社内調査に「営業主任から『荷主の了解を得ている』と言われ、それ以上、突っ込んで聞けなかった」と話したという。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040726-00000502-yom-soci